経営に失敗するパーソナルジムの特徴とパーソナルトレーナーが独立開業前にできること

読んでいただきたい方

  • パーソナルジムの経営者
    • 経営難でうまくいっていない
    • 店舗の移転を考えている
    • 新店舗をオープンしたい

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ダメなパーソナルジムの特徴

退会が多い

新規集客できていても退会者が多くて失敗してしまうジムもあります。

 

会員さんの在籍期間が短い。

すぐに辞めてしまう。

つまり退会率が高い。

 

ジムに限らず、習い事全般に言えることですが、いかに長く続けてもらうかが課題です。

普段から会員さんから不満や要望を聞き取り、改善していく仕組みが必要です。

 

退会される際に「本音の」退会理由を聞くことも忘れずに。

「仕事が忙しい」「お金がない」は多くの場合、本音ではありません。

その奥に潜む「真の理由」を聞き出して改善を。

トレーナーやスタッフの満足度が低い

入会率を上げるのも退会率を下げるのも、トレーナーやスタッフの対応にかかっています。

会員さんの満足度を上げるには、まずスタッフの満足度アップから。

経営者ひとりでできることは限られます。

経営者の最大の仕事はスタッフのモチベーションをアップさせることかもしれませんね。

料金が安すぎる

料金は安ければ良いとも限りません。

安さで勝負するには薄利多売でより集客数を増やす必要があります。

ライバルが安くしてきたら、消耗戦が始まります。

 

お客さんは嬉しいかもしれませんが、、、

経営的には厳しくなるのは目に見えます。

 

オーナーやスタッフの給料も増やせません。 

 

まずは適正な料金で、付加価値を高める工夫が求められます。

安さよりコスパです。

家賃が高すぎる

固定費(特に家賃)は売上にかかわらず必ずかかるもの。

ここに光熱費、人件費、広告費などが乗っかってきます。

あまりに高い家賃は経営を圧迫します。

しっかりと損益計算をして、適正な家賃の物件探しを。

取引先を大事にしない

取引先を業者扱いして大事にしないジムは潰れます。

ジムの開業・経営には様々な取引会社が関わります。

  • 不動産仲介
  • 工務店
  • 店舗内装会社
  • 看板
  • マシン・ツールのメーカー、販売会社
  • 広告代理店
  • デザイナー
  • ホームページ制作会社
  • 税理士事務所
  • 清掃会社
  • クリーニング
  • 各種レンタル会社
  • 郵便局
  • 宅配便
  • その他

お客様には丁寧に接しているから問題ないですか?

それらの会社を業者扱いして横柄な応対をしていたら、どうなると思いますか?

 

噂は取引先から広まります。

 

おじさんは昔、損害保険の代理店をしていて、地元で最大手の学習塾の先生方の自動車保険をまとめてご契約いただいていました。

 

毎年更新時に塾の先生方が口々に以下のようにおっしゃいました。

「おかげさまで1年間無事故で過ごせました。ありがとうございます。」

 

無事故で過ごせたのは私のおかげでもなんでもなく、先生方が安全運転されたからです。

それでもいわゆる「保険屋」の私にこれほど丁寧に接してくださる姿に感動すら覚えました。

 

地元で最大手の塾になられた理由がわかりました。

その後、ことあるごとにその塾をみなさんに強くおすすめしていたのは言うまでもありません。

集客できない

  • 失敗するジム=継続的に集客できないジム
  • 成功するジム=継続的に集客できるジム

集客が一番重要です。

 

もう一度言います。

集客が最優先事項です。

 

最も大事です。

集客できないとジムは潰れます。

  • 経験豊富で資格を持ったパーソナルトレーナーが揃っています。
  • 最先端のマシンを揃えています。
  • 駅近で駐車場もあり、アクセスが便利です。
  • 料金が地域で一番安いです。

というジムでも

継続的に集客できないとジム経営は失敗します。

 

繁盛しているジムは、トレーナーでもマシンでも立地でも料金でもなく、継続的な集客力があるジムです。

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独立開業に失敗するダメなパーソナルトレーナーの特徴

読んでいただきたい方

  • パーソナルトレーナー
    • 独立開業を目指している
    • ジムに勤務している
    • フリーランス
    • 業務委託

未経験でいきなり独立

経験がないパーソナルトレーナーがいきなり独立しても、失敗するのは当然ですよね。

パーソナルジムに勤めて経験を積まずに開業するのは無謀すぎます。

資格がない

パーソナルトレーナーは資格がなくてもできる職業です。

今日から「私はパーソナルトレーナーです。」と言えばすぐになれます。

 

が、やはり以下のようなパーソナルトレーナーの資格は絶対に取得した方がいいですね。

  • NESTA
  • NSCA
  • JATI

最近では

  • 理学療法士
  • 柔道整復師
  • 管理栄養士

といった国家資格を持ったパーソナルトレーナーが増えてきています。

 

パーソナルジムでのケガが問題になる中、無資格のパーソナルトレーナーと有資格のパーソナルトレーナー、お客さんはどちらを選ぶでしょう?

接客・営業能力がない

パーソナルトレーナーは「先生」ではありません。

  • サービス業として心地良い時間を過ごしてもらうための接客能力
  • 入会や継続をしていただくための営業能力

がないと選ばれるパーソナルトレーナーにはなれません。

パーソナルトレーナーが独立開業に失敗しないためにできること

開業予定場所の絞り込み

パーソナルトレーニングの需要が多い場所に開業する方が集客しやすいです。

ライバルが多かったとしても。

 

ただし強いライバルが多いと集客に苦戦します。

このバランスが難しいところ。

 

「需要が多い」=「検索される回数が多い」ということ。

 

おじさんなら、

月間検索数と競争の激しさを徹底的に調べます!

  • 田舎=検索数が少ない
  • 都会=検索数が多い

という傾向ですが、田舎でも意外と検索数が多かったり、都会でも検索数が少ない地域があったり。

調べて驚くこともよくあります。

 

田舎でジム経営は失敗する?

 

良いテナントがあるから、と物件優先で立地を決めてしまうと後で後悔しますよ。

インスタ

はっきり言って、おじさんはインスタに強くありません。(SEOの勉強や情報収集で精一杯です。)

 

でもインスタをやるなら、

目的は開業地域の地元の人とつながること。

他のエリアの人とばかりつながっても、集客に結びつきません。

 

地元の人とつながるには、ハッシュタグや検索で探すことに加えて、実際に足を運びます。

 

まずは普段行く地元のカフェ、レストラン、美容室などを自分のアカウントで宣伝してあげて、ちょっとした信頼を獲得します。

自分の店を紹介してくれたオーナーは、高確率でフォローしてくれるでしょう。

 

地域のイベントなどにも積極的に参加して交流します。

インスタやホームページのQRコード付き名刺は必須ですね。

 

このようにしてつながった地元のフォロワーさんに、どんなジムを開業しようとしているのか?といった情報を発信すると同時に、どんなジムがあれば行きたいと思うか?という情報収集をします。

 

開業のかなり前からこれをやっておくと、

「出資しましょうか?」

「うちのビル空いてるから格安で入らない?」

といった頼もしい応援団が現れることも珍しくありません。

 

開業が決まったら、資金調達・物件契約・内装工事など、進捗状況を投稿します。

「開業されたら通います!」

「オープンが待ち遠しいです!」

といった嬉しいコメントも期待できます。

ところが!

インスタとホームページ、どちらが大事?

と聞かれれば、迷うことなくホームページの方が大事と答えます。

 

多くのパーソナルジムやパーソナルトレーナーがインスタをやっていますが、インスタだけで集客できているケースをほとんど見たことがありません。

逆に、インスタは熱心にやっていないけれどもホームページで集客できているケースは数えきれないほど見ています。

ホームページをできるだけ早く作る

開業してからホームページの作成を始めていては、しばらくの間はガラガラ状態も覚悟しなくてはいけません。

 

ホームページでの集客は、

  • 広告(予算がたっぷりあるジム)
  • SEO対策(予算があまりないジム)

このどちらか、と言い切っても良いのでは?

 

SEO対策で集客するのなら、

  • 上位表示に時間がかかるので遅くとも3ヶ月前にはホームページ制作会社に依頼する。
  • ホームページ制作とSEO対策を同じ会社に依頼する。

ことがポイント。

システム

ジムに勤務しているパーソナルトレーナーであれば、管理業務に使用されているシステムについても知っておいた方が良いでしょう。

ジムが以下のようなシステムを導入しているのであれば、費用や使い勝手などを確かめる絶好のチャンスです。

  • 見込客管理システム
  • 顧客管理システム
  • 予約システム
  • 決済システム
  • セキュリティシステム

パーソナルトレーナーが独立開業に失敗しないためにやっておくべき最重要事項

集客方法を考えておく

開業前には以下のような準備があって、バタバタしますね。

  • 資金調達
  • 物件契約
  • 内装工事
  • トレーニングツール、備品購入
  • スタッフ採用

は当然として、そこに「集客方法を考える」ことを忘れずに。

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